ストレス解消にもいい森林浴のエイジングケア
自然のチカラでストレス解消!森林セラピーでリラックス
老化の原因はいろいろありますが、中でもストレスの影響は非常に大きいと言われています。ストレスがたまると、それに対抗するため体の中では副腎皮質ホルモンが分泌されますが、その過程で活性酸素が多く発生します。
活性酸素は過剰になると正常な細胞を攻撃し、細胞をサビさせて老化や生活習慣病などの原因となってしまいます。また抗酸化力のあるビタミンCを大量に消費してしまうことからますます老化が進んでしまいます。したがって現代人のエイジングケアの鍵を握っているのは、ストレスの解消です。
中でもおすすめなのは森林浴です。人は森を歩くと気持ちが良いと感じますが、それは樹木が発散する森の香り成分「フィトンチッド」という揮発性物質を体に取り込んだからです。
フィトンチッドは植物が自らの身を守るために放出する殺虫・殺菌効果のある物質で、特にヒバの木から放出される物質には血圧を安定させ脳をリラックスさせる効果があることがわかっています。
樹木から発散されるフィトンチッドには副交感神経の働きを活発化させ、血圧を低下させたり気分をリラックスさせる効果があります。森の中を歩くのはそれだけでも気持ちの良いものですが、こうしたことからアルファ波が出るためストレス解消効果が高く、エイジングケアにつながるのです。
森を歩くときは小川のせせらぎや鳥の声、風が木の枝を揺らす音などにも耳を傾けると、より一層効果が高まります。
ストレス解消が目的なので、土の感触を楽しむなど森の中ではゆっくり過ごすようにしましょう。少なくとも1~2時間かけると癒し効果を実感できます。なお、森林浴をする際には蜂に刺されないよう、香水など香りの強いものは避け、黒い服装も避けた方が良いです。防寒具や雨具などもあると安心です。