インナードライ肌の対策
「インナードライ肌」
美容に興味がある方ならきっと意味がわかるはず。
お肌がオイリーなのに、乾燥している状態のお肌です。
お肌がテカテカすることから「脂性肌かも?」と思う方も少なくありません。
しかし、脂性肌かと思って脂性肌用のスキンケアを行うと、かえって悪化してしまうという非常に難しいお肌のタイプなんです。
今回は、そんなインナードライ肌の特徴とインナードライ肌の対策をお伝えしていきます。
インナードライ肌ってどんな肌タイプ?
インナードライ肌は冒頭にも紹介した通り脂性肌に間違いやすい肌タイプです。
肌タイプは大きく分けて5つあります。
- 普通肌
- 乾燥肌
- 脂性肌
- 混合肌
- インナードライ肌
普通肌が、一番健やかな状態のお肌です。大きなトラブルもなく、バリア機能も正常に働いているいわゆる“普通”のお肌です。
乾燥肌は、お肌内部の水分量が20%~30%を下回った状態のお肌で、バリア機能が弱まっていくと、敏感肌になりやすいお肌です。
脂性肌は、逆に肌の皮脂分泌量が多いお肌で、Tゾーンにニキビができやすかったり、お肌のゴワゴワを感じることが多いお肌です。
混合肌は、乾燥肌と脂性肌の中間のお肌です。Tゾーンはテカるにも関わらず、Uゾーンは乾燥していることがあります。
そして、インナードライ肌は皮脂の分泌はあるにも関わらず、お肌内部が乾燥している状態のお肌です。具体的な指標や定義はありませんが、スキンケアや対策が難しいお肌のタイプでもあります。
インナードライ肌の見極め方
インナードライ肌の方は
- お肌のテカリが気になる
- お肌が乾燥している気がするのにニキビができる
- 皮脂が多いのに、お肌にツッパリを感じる
という感想をもつことが多いです。
見極めるには、百貨店などでお肌内部の水分量と油分量を計測してもらうことが一番確実な方法です。
なぜなら、インナードライ肌はお肌内部の水分量が低下しており、油分量が増加している状態だからです。
しかし、実は、家で出来るお手軽な見極め方もあります。
洗顔後、スキンケアをせず20分程度放置してみてください。
「皮脂が浮いてきたのにツッパリ感がある」という場合は、インナードライ肌の可能性があります。
脂性肌っぽいのに、お肌が改善しないという方は自身がインナードライ肌の可能性を考えて、気づくことから始めましょう。
インナードライ肌の対策
インナードライ肌は、皮脂の分泌が過剰にも関わらず、肌内部は乾燥している状態です。
実は、過剰な皮脂分泌は肌が乾燥していることに関係があります。
お肌の乾燥が進みすぎて、お肌のバリア機能を守ろうと皮脂を過剰に分泌します。これがインナードライ肌のプロセスです。
そのため、対策として必要なことは保湿なんです。
だから、脂性肌のスキンケアをしてしまうとかえって逆効果なのです。
特に、お肌がテカると拭き取りたくなると思いますが、皮脂分泌はバリア機能を守るための最終ラインなのです。そのため、ふき取ることはやめましょう。
他にも、洗顔の回数を増やしたり、ふき取り化粧水を使うことなども、インナードライ肌の場合逆効果になりますので、やめましょう。
必要なことは保湿、そして水分や皮脂を余計に蒸発させないことです。
そのためには、正しい洗顔、正しい保湿をしましょう。
お肌の皮脂や水分を洗い流さないようにアミノ酸系洗浄成分のクレンジングを使用したり、
化粧水、必要であれば美容液、保湿クリーム、そして日中外に出る時は紫外線対策です。
肌内部の水分量をあげるためにも、セラミドが配合されているスキンケア化粧品はお勧めです。
まとめ
今回は、インナードライ肌の対策をお伝えしました。
インナードライ肌から脱却し、美肌を目指していきましょう。