ほうれい線を詳しく知ろう
ほうれい線が気になる方へ
ほうれい線のできる原因・予防・対策について考えるにも、まずはその正体が何なのかを知らなければなりません。
両鼻の真横から頬の脇にかけて伸びる2本線は、「境界線」とも「しわ」とも呼ばれますが、
どちらの認識が正しいのでしょうか。
さて今回は、ほうれい線について詳しく解説します。
ほうれい線とは
ほうれい線とは、頬の境界としてあらわれる2本線であり、肌の老化や表情筋の衰えなどが原因でできるしわでもあります。
美容業界における専門用語では「鼻唇溝」とも呼ばれ、若い時期には目立たないのが特徴。
主に30代以降の男女にみられる皮膚上のしわであることは間違いないのですが、その原因は1つではありません。
ほうれい線が目立つ人の特徴
☑30代以降の男女
☑喫煙習慣がある
☑肌の乾燥が進んでいる
☑偏食によってビタミンCが不足しがち
☑睡眠不足
☑コラーゲンやエラスチンが減少している
☑紫外線ダメージを受けている
ほうれい線と笑顔の関係性
頬の境界としてほうれい線があらわれるのは、主に笑顔になった時です。
にっこりと微笑むほど、深いしわのような2本線が浮き上がり、表情を変えるのに抵抗があるという女性もいるほど…。
実は、笑顔になる回数とほうれい線の深さは、あまり関係がありません。
というのも、問題なのは「肌質」だからです。
美肌の人は、笑顔の回数が多くてもほうれい線が目立ちにくい
ほうれい線の深さや進行具合は、肌質によって変わります。
皮膚を構成する表皮、真皮、皮下組織に十分な栄養と水分・油分があれば、笑顔の回数が多くても「しわ」は目立ちにくいからです。
一方、スキンケアを怠って肌の乾燥がひどい人の場合は、ちょっとした表情の変化でも、くっきりとしたほうれい線が際立ってしまいます。
ほうれい線は誰にでもできるもの!大切なのはスキンケアの徹底
どんなに完璧なスキンケアを施しても、ほうれい線は消えません。
なぜなら、「頬の境界線」として、すべての人間に備わっているからです。
大切なのは、規則正しい生活習慣の中でスキンケアを徹底すること。
一夜だけの“保湿”ではなく、肌質の根本改善を目指す“継続的な対策”を続けることで、ほうれい線の悪目立ちを軽減することができるのです。