肌細胞を活性化させるEGFの効果

医療の分野から化粧品にまで幅広く応用される「EGF」について詳しくご紹介します。

EGF(イージーエフ:Epidermal-Growth-Factor)とは、日本では上皮成長因子(上皮細胞増殖因子、上皮増殖因子、上皮細胞成長因子)と呼ばれています。その名の通り、皮膚の上部にある細胞を活性化させる、という働きがあります。

皮膚表面の再生を増進させるということから、EGFは発見(※)された当初は、医療の分野でやけど治療などに用いられていました。その後、大量生産も可能になり、アンチエイジング効果も認められてきたことから、2005年には日本でもEGFの化粧品への配合が厚生労働省より認可されたのです。EGFは日本ではまだ化粧品に配合されるようになってから7~8年程度しか経っていない美容成分なのです。

※EGFを発見したアメリカのスタンレー・コーエン博士は、この発見によりノーベル医学生理学賞を受賞しています。

EGFは本来身体の中にあるもの

EGFは人工的に作り出すことができ、それをエイジングケア化粧品などに配合しています。ただ、EGFは本来、われわれ人間の身体にある成分なのです。若い頃は皮膚のターンオーバーが正常に行われています。しかし、老化やその他の原因により、徐々に皮膚細胞の再生能力が低下してしまい、ターンオーバーが正常に行われなくなります。それはまさに身体の中のEGFが減ってしまうからなのです。

EGFの量は、20歳くらいをピークにして徐々に減っていき、40歳ではピーク時の約3分の1にまでなってしまうと言われています。

では、減ってしまったEGFはどうしたらいいのか?

それは単純に補充すればいいのです。まさにEGFが配合されたエイジングケア化粧品を使用することで補えます。

ただ、EGF配合の化粧品といっても、配合量に関しての基準はなく濃度もまちまち。理想は高濃度で適正量を配合している化粧品を選ぶことです。

そのための指標として「日本EGF協会の認定マーク」がついているかどうかが重要になります。このマークがついている化粧品なら、協会での認定基準をクリアしたEGF化粧品で、高濃度のEGFであるという証明になります。

また、EGF化粧品を選ぶ際には、肌への浸透力もチェックしてみるといいでしょう。もともとEGFは水溶性の性質があり、なかなか肌に浸透しないものです。そういったEGFは皮膚表面にとどまってしまい、その効果が半減してしまいます。できればEGFをナノ化したものを使用すると、より肌の奥まで浸透してアンチエジング効果が期待できるのです。

EGFが含まれる主なエイジングケア化粧品

製品名 アンプルールラグジュアリー・デ・エイジ
特徴 衰えた細胞の再生スイッチ

ライン

製品名 リルジュリカバリーエッセンス
特徴 ターンオーバーの乱れを正常にする

ライン

製品名 ミューノアージュクリーム
特徴 細胞の成長を促進

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