エイジングケア化粧品を選ぶ基準は?重要なのは美容成分
世の中では、新しい美容成分を配合したスキンケア製品が続々と開発されています。
美肌をサポートする美容成分としてはコラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンC、などが知られています。しかし、それほど有名ではない美容成分を含めると、その数はなんと5000種類に達するのです。
そういった美容成分は、それぞれに“乾燥肌を改善する”とか“コラーゲンの産生を助ける”といった具合に得意分野を持っています。本気でアンチエイジングを目指すのであれば、数え切れないほどの美容成分の中から、自分の肌にピッタリの成分を見つけなければいけません。
乾燥による小じわが目立つなら潤い成分を重視。コラーゲンが失われたならコラーゲンを産生する繊維芽細胞の活性化成分が含まれたものを使用。このように、的確な美容成分を選ばなければ、エイジングケアの効果を実感するのは難しいでしょう。
アンチエイジングとは、自分の肌質に合った化粧品を見つけること!そう断言しても差し支えないでしょう。
そこで、こちらでは美容成分を正しく選択するための基礎知識を解説することにしました。エイジング効果の高い美容成分を選ぶには“どの成分がどんな悩みを解決してくれるのか”を知ることが不可欠です。
○○成分配合を鵜呑みにしてはいけない
化粧品のパッケージをみると、「○○成分配合」とか「○○種類の美容成分をたっぷり配合」というフレーズをよく目にします。確かに偽った表示はできませんので、その成分が含まれている化粧品であることに間違いはありません。ただ、実際にどれくらいの成分が配合されているか、明確でないケースもあるのです。
もちろん、主成分となっていれば、問題ないのですが、「その他の成分」的な扱いの場合には、0.0001%、もしくは1滴含まれていただけでも「配合」なのです。1滴ではまったく効果がない、とは言いませんが、やはりある程度の量が含まれていなければ、その成分の効果はほとんど期待できないでしょう。
まずは、主成分がなんであるのか、その成分はどれくらいの量があれば適当なのか、そしてその化粧品にはどれくらいの量が含まれているのか、という点もチェックしてみることです。
アンチエイジング効果と美容成分、悪影響を及ぼす可能性のある成分
エイジングケア化粧品には数多くの美容成分が含まれており、美白、保湿、ハリ・弾力、細胞活性化などさまざまなアンチエイジング効果があります。ただ、それ以外にも化粧品には肌や健康に悪影響を及ぼす危険性のある成分が含まれている場合もあります。
もちろん、悪い成分だからと言ってすぐに体に異変を及ぼすとも限りません。ただ、せっかく美肌ケアを行うのですから、できるだけそういった成分の少ないものを選ぶのも一つの方法かもしれません。
主な美容成分
☆美白効果 |
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ビタミンC 、アルブチン、ナールスゲン、プラセンタ、ハイドロキノン、リノール酸Sなど |
☆保湿作用 |
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、ナールスゲン、EGF、NM.Fなど |
☆抗酸化作用 |
フラーレン、アスタキサンチン、ビタミンC、カイネチン、OPCなど |
☆ハリ・弾力アップ |
コラーゲン、ナールスゲンヒアルロン酸、セラミドなど |
☆細胞の活性化 |
ナールスゲン、プラセンタ、EGF、スクワレン、FGFなど |
悪影響を及ぼす可能性のある成分
以下の成分は総称であり、化粧品に表示されているものは、別名でメチルパラベン(パラベン)、ミネラルオイル(鉱物油)、黄色○号(着色料)などとなっているケースがあります。
香料
その名の通り、製品に香りづけをするものです。美容成分の配合によっては、嫌な臭いをするものもあります。それを解消するため、もしくは良い香りのする製品にするために用いられます。人工香料はもちろんのこと、天然香料も、もともとは害虫などから身を守るためのものですので、刺激、アレルギーになるものもあります。
着色料
製品の見た目を良くするものです。発がん性を持っているといわれているものもあります。
鉱物油
保湿性に優れていますが、発がん性があると言われています。
動物性界面活性剤
石油系計面活性剤よりはいいですが、アレルギーや炎症を起こす恐れがあります。
シリコン
べたつきがないのに保湿力がある。ただ毛穴に詰まる危険性が指摘されています。
パラベン(防腐剤)
化粧品を長持ちさせるためのものです。炎症やアレルギーの原因にもなります。
旧指定成分
厚生省が指定したアレルギー・皮膚障害・ガンを起こす可能性の高い毒性があると言われている102の成分。
年齢肌の女性は必見!エイジングケアの真髄とは!?
エイジングケア化粧品を選ぶ時には、自分の肌質に合った美容成分を重視することが大切。 同時に肌に悪い成分が含まれていないか確認することも忘れてはいけません。特に敏感肌の方、アレルギー疾患をお持ちの方は添加物にも気を配る必要があります。さて、アンチエイジングを実現するために必要なのは美容成分に関する知識だけではありません。やはり、日頃の生活習慣を改善し、内側から自然と美肌が作られるような体質を目指す必要があります。実際、美魔女として知られる女性は食事、運動、さらには飲み水の品質に至るまで気を遣っているのをご存知ですよね?アラフォー、アラフィフを迎えてもモデル体型を維持し、シミ1つ目立たない肌を保っている女性は並々ならぬ努力をしているのです。
結局のところ、美容と健康は表裏一体です。デンマークで行われた研究では“一卵性双生児の兄弟・姉妹は見た目が老け顔のほうが早く死亡する”という結論が出ました。遺伝的にほぼ同一の双子は、先天的には同じ寿命を与えられているはずですが、見た目年齢が老けていると早く寿命が尽きるわけです。これは“アンチエイジングできている人ほど長生きする”という仮説を裏付ける根拠になります。そう、美容と健康はイコールの関係であり、美しい人ほど健康に、健康な人ほど美しくなるのです。
美魔女を目指してアンチエイジングをするなら、美容成分だけでなく、美容習慣に関する知識もつけなければいけません。